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<その8>
ニューヨーク/ニューヨーク・コース ニューヨーク市滞在中にスキーにも出掛けてみる6日間のコース

ニューヨーク市から日帰りで訪ねられるスキー場や本格的なバーモント州のスキー場へ

 アメリカを訪ねる旅、今回はせっかく冬にニューヨークを訪ねるのならレンタカーをしてドライブでスキー場を訪ねて素晴らしい体験をしてほしい。
 ここでは私のニューヨーク時代によく訪ねたスキー場をいくつか紹介する。スキー場には、レンタル・スキーやレンタル・ブーツも揃っているので、気軽に本格的なウインター・リゾートのスキー場を訪ねてアメリカン・スタイルのスキーとドライブを楽しめる。日本からノンストップ便でニューヨーク空港に到着して一時間半以内に一面の銀世界の中に簡単に入ることも出来るのだ。
 もちろん一年を通してこのアパラチア山脈一帯の自然を楽しむ事も出来るので、四季それぞれ素晴らしいアウトドア体験のコースにアレンジして利用してほしい。

ニューヨーク/ワシントンD.C.コースへニューイングランドの紅葉のコースへ|



コースガイド


 1日目

ニューヨーク市内からレンタカーで出発、日帰りでニュージャージー州のスキー場へ


 ニューヨークへは数多くのノンストップ便が出ている。ケネディー空港に到着、そのままスキー場へ行くのならVAN WYCK EXPRESSWAYになっているインターステイト678号線で出発。WHITESTONE BRIDGEを渡ってインターステイト95号線をGEORGE WASHINTON BRIDGEへ向かう。ニューヨーク市内から出発するときは、マンハッタンの北のGEORGE WASHINTON BRIDGEへ向かう。橋を渡ってインターステイト80号線を西へ。TOTOWAの先で州道23号線を北へ。STOCKHOLMの町から郡道515を北へ。ジョージ・ワシントン・ブリッジから片道45分〜1時間程で、HIDDEN VALLEYスキー場に到着する。
 もう一つのプレーボーイ・クラブなどのあるスキー場として知られるVERNON VALLEY GREAT GORGEスキー場へは、郡道515を更に北へ。
 VERNONで州道94号線を左折、5分ほどで右側に見える。

 
ジョージ・ワシントン・ブリッジ   インターステイト80号線


 2日目

ペンシルベニヤ州のポコノ・リゾートへ日帰りで

 ニューヨーク近郊のハネムーン・リゾートが冬には本格的なスキー・リゾートに変身する。アメリカ東北部から南部へ連なるアパラチア山脈の一部を成すポコノ山脈はニューヨーク近郊の冬のリゾートとしても知られる。ニュージャージー州を抜けてペンシルベニヤ州へ入ると更に雪質が良くなる。ポコノを代表するCAMELBACKスキー場はインターステイト80号線からインターステイト380号線が分かれるあたりの左側にある。この他にPOCONO MANOR、MT.AIRY、BIG BOULDER、JACK FROSTといった多くのスキー場がこのインターステイト80号線沿いにいくつもある。このあたりに何泊かして順番に訪ねて歩くのも楽しい。ニューヨークのジョージ・ワシントン・ブリッジから片道2時間程で気軽に、本格的なウインター・リゾートを楽しめるコースである。

 
ペンシルベニヤ州の入り口   ポコノ・リゾート




 3日目

アップステイト・ニューヨークのハンター・マウンテン・スキー場へ、日帰りで

 ニューヨーカーにアップステイトと呼ばれるマンハッタンから北へハドソン川沿いに北上した一帯、その入口にあるキャッツキル山脈のハンター・マウンテン・スキー場へ。
 パリセーズ・インターステイト・パークウエイと呼ばれる美しい高速道路にジョージ・ワシントン・ブリッジを渡ったらすぐ乗り換え北へ。途中から有料道路のニューヨーク・ステイト・スルーウエイにもなっているインターステイト87号線に乗り換えへ北上する。
 1時間ちょっとでKINGSTONに到着。キングストンの出口から州道28号線で左側のキャッツキル山脈の方へ登って行く。ウイリアムス・レイク湖畔を走り州道214号線を右折。10分か20分で左側にHUNTER MOUNTAIN SKI BOWLがある。


 
ニューヨーク・ステイト・スルーウエイ   キャッツキル山脈をハドソン川上空より望む




コラム: ニューヨークのアイススケート


 ニューヨークの冬を楽しむのなら、レンタカーをして郊外のスキー場に行かなくても、アイススケートで、手袋と厚手の靴下さえあれば気軽にニューヨークの冬を楽しめる。
 一番便利なのはマンハッタンのミッドタウンのビジネス街の真ん中、ロックフェラー・センターのチャンネル・ガーデンを奥に入った所にある万国旗に囲まれたアイススケート場です。
 もう一つは、ロックフェラー・センターから5番街を北へ、プラザ・ホテルの先から広大なセントラル・パークになっているが、このプラザ・ホテルのある交差点から近いウールマン・リンクはロックフェラー・センターのスケート場より広くセントラル・パークを囲む高級アパートをまわりに見ながら、のびのびとスケートを楽しめる所だ。

 
ロックフェラー・センター   セントラル・パークのウールマン・リンク



 4日目

アメリカ北東部一のスキー・リゾート、バーモント州のストーへ


 マンハッタンからインターステイト95号線をニューイングランド地方へ向かう。
 ニューヨーク郊外の高級住宅地の町をいくつも抜けスタンフォード大学の町、ニューヘブン市からインターステイト91号線に乗換え、北上する。コネチカット州の州都ハートフォード市もぬけ、更に北上。マサチュッセツ州に入るとスキー場がインターステイト91号線の両サイドにいくつも出てくる。
 ニューイングランドの紅葉のコースでもご紹介したがノースハンプトンあたりは、東部の名門大学の町として知られる町が続く。バーモント州に入ると直ぐ右側のニューハンプシャー州との境を流れるコネチカット川ぞいにインターステイト91号線は北上する。
 そして、ダートマス・カレッジの町ハノーバーの手前でインターステイト89号線に乗換え更に北上。バーモント州の州都モンペリエーの先で州道100号線に乗換え北上。10マイル程でストーの町に着く。かなりのハード・ドライブだが、丸一日かけてドライブして行くだけの価値は充分にあるスキー場だ。

 
バーモント州の入り口   ストーの町


< 5日目

リゾートとしてもアメリカを代表するストーのスキー場


 私がニューヨークに最初に行った時、アメリカでの初滑りはこのストーまで丸一日かけてドライブしてのスキーであった。
 日本のようにリフトに乗るのにも行列するようなこともなく、このスキー場はリゾート・ライフを満喫させてくれるもので、チャンスがあればもう一度ゆっくり冬のストーを楽しみたいと思っている。
 それに、「サウンド・オブ・ミュージック」で知られるヨーロッパから第二次大戦を逃れてやって来たトラップ・ファミリーが住んでいることもストーを訪ねてみたい理由の一つだ。

 
アメリカのスキー   スノーボーディングやクロスカントリーも盛ん


 6日目

ニューヨークへ帰る、出来れば国道7号線で、途中一泊すると更に素晴らしい


 もちろんスキーをもっとやりたい方は、何日かストーに滞在することもできるが、ここでは一応ニュヨークへ戻るコースのアイディアを紹介する。
 簡単なのは、来た道と同じコースを戻ることだが、道路に雪のない季節なら国道7号線で戻ってみると素晴らしい体験が出来る。州道100号線をインターステイト89号線まで戻り、89号線を北上。バーリントンの町から国道7号線を一路ニューヨークの方へ向かう。
 主な見どころは、まずバーリントン郊外のシェルバーン・ミュージアム、この地方の生活を残す野外ミュージアムだ。冬のバーモントの絵で知られるグランマ・モーゼスの町、ベニントンも訪ねてみたい
だ。
 そして、マサチューセッツ州に入りストックブリッジや郊外のチューリンゲンへ。このあたりは、実は私の祖父母が1900年の始めに夏のリゾートとして訪ねた所で是非一度は訪ねてみたいと思っているなのだ。
 コネチカット州に入り国道7号線はアパラチアン・トレイルと呼ばれるアパラチア山脈沿いにアメリカ合衆国の東側を南北に貫くトレッキング・コースと平行して進む。そしてダンバリーの先でインターステイト95号線に合流し、インターステイト95号線でニューヨーク市へ戻る。

 
バーリントンのシャンプレーン湖   シェルバーン・ミュージアム



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