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<その7>

ポートランドを基点としたコース

オレゴン州のカスケード山脈のスキー場へ7日間の旅


日本から気軽に訪ねられる本格的なスキー場


 アメリカを訪ねる旅、今回は冬のスキー場にドライブで訪ねて素晴らしい思い出を作ってほしい。太平洋岸の山脈から一本中にはいったカスケード山脈の中の本格的なウインター・リゾートのスキー場を訪ねてのドライブの旅をご紹介しよう。日本からノンストップ便でポートランド空港に到着すれば一時間以内に一面の銀世界の中に簡単に入れるのだ。
 もちろん一年を通してカスケード山脈は自然を楽しめるので、日本人が簡単にアウトドア体験が出来、四季それぞれ素晴らしいドライブを楽しむことが出来る。

              


コースガイド


 1日目

空港からレンタカーで出発、まっすぐカスケード山脈へ

 日本航空やデルタ航空のノンストップ便でオレゴン州のポートランド空港に到着。レンタカーをしたら空港出口からインターステイト205号線を少しだけ南下する。すぐPOWELL BLVD.になっている国道US26号線の出口に出てEAST、東へ向かう。
 40〜50分でカスケード山脈の峠近くに入る。いくつかのスキー場の先、GOVERNMENT CAMPの先のTIMBERLINE LODGEの標識で左折する。急坂をドライブするとこの登山道の終点に木造の巨大なロッジ、ティンバーライン・ロッジがある。この巨大な木造のロッジは、アメリカ大恐慌の時の失業対策の国家的事業として建てられたアメリカ史に残るモニュメントなのだ。
 初日は、レンタル・スキーやブーツのサイズ合わせなど念入りにして軽く足慣らしをするとよい。
 TIMBERLINE LODGE tel:503-227-3311,503-226-7979

 
マウント・フッド ティンバーライン・ロッジと駐車場

 2日目

夏でもスキーの出来るマウント・フッド

 オレゴン州一の高山マウント・フッドは、アメリカ・オリンピック・スキー・チームの夏の合宿所としても知られている。ロッジの後ろにマウント・フッドの頂上に向かって伸びる何本ものスキーリフトがある。それを乗り継いで出来るだけ高い所から滑るとよい。晴れている日には遠くカスケード山脈の山々がよく見える。
 暖かいロッジの大きな暖炉を囲んだテーブルのローソクの明りで食べるディナーは、最高のリゾート気分にさせてくれる。

 
マウント・フッドのスキーヤー マウント・フッドの夏のスキーヤー

 3日目

地元のインディアンの経営するリゾートへ

 国道US26号線に戻り更に進むとセントラル・オレゴンの温かい乾燥地帯に出られる。
 そこはワームスプリングス・インディアン・レザベーションになっていて、文字通りの温かい温泉のでる土地だ。ここがワームスプリングス・インディアンの自治体が経営する本格的リゾートになっているのだ。真冬のカスケード山脈から春の気候の温泉リゾートを体験してみるのも良い。
 アメリカの温泉は混浴だが、海水パンツの着用をお忘れ無く。
 夕食は是非、リゾート・ホテルのメイン・ダイニング・ルームをお薦めしたい。ここのインディアン・ブレッドの味は忘れられない。
 KAH−NEE−TA tel:503-553-1112

 
カニータ・リゾートのロッジ 温泉プール

 4日目

カスケード山脈の高山、マウント・バチェラーの麓のサンリバーへ


 国道US26号線を辿り、途中MADORASから国道US97号線を南下する。REDMOND,BENDと通り20分ほどでSUNRIVERリゾートへ。オレゴン州一の大きなリゾートとして開発されたサンリバーにはゴルフ場を始め様々なリゾートの設備が揃っている。
 このリゾートの経営するロッジかコンドミニアム、貸別荘などにに泊まるとよい。
 SUNRIVER tel 503-593-1221,503-593-1246

 
サンリバー・リゾートのロッジ マウント・バチェラー


コラム: 冬のレンタカーの旅


 アメリカの冬のハイウエイは一般的には雪国では雪が降るとすぐ雪解けをする体制になっているので、あまり深い雪の雪道でのドライブの心配はないが、日本のようにスノーチエーンは使わずにスノータイヤだけで走る。しかし、雪が実際に降ってしまったときには4WDの車をレンタルしたほうが安心かもしれない。
 日程の組み方も急に大雪が降ってしまて除雪が間に合わない事があるので、帰りの便の日程等には余裕を持っておきたい。また、万が一雪の中で車の中で一晩明かすことになってしまった時のために、常にガソリンはハーフ・タンクになったら補充をしておく用心が必要だ。
 スキー場には必ず広大な駐車場が用意してあるので駐車の心配はあまり無いが、あまりに広すぎるので駐車した場所を良く確認して覚えておく必要がある。特にレンタカーなので自分の車がどれだか解らなくなることがあるので要注意。

 
冬のカスケード山脈のハイウエイ サンリバーからマウント・バチェラーへの道


 5日目

頂上から一気に滑り下りられるマウント・バチェラー


 サンリバーからマウント・バチェラー・スキー場へは国道US97号線へ戻らずとも専用の近道がある。スキー場の駐車場に車を置いて、レンタル・スキーの店へ。ブーツやスキーはサイズも多く揃っている。ここのスキー場はリフトで一気に頂上へ登る事ができる。マウント・バチェラーにはクロスカントリーのコースも良くできているので一度試して見るのもよい。
 夕食はやはりサンリバーに戻ってリゾートには数多くのレストランが揃っている。

 
マウント・バチェラー・スキー場


 6日目

スキーに行かないでリゾート・ライフを楽しむ事もできる


 もちろんスキーに行く人は前日と同様に、マウント・バチェラーに出掛けるとよい。しかし、せっかくのアメリカの本格的なリゾート・ライフを楽しみたい人には、リゾート内の様々な施設を楽しむ事ができる。シーズンによっては出来ないものもあるが、ゴルフ、乗馬からテニス、夏のシーズンには、カヌーや近くの川では本格的なリバーラフティングまでも。

 
サンリバー・リゾートの貸別荘 サンリバー・リゾートの乗馬

 7日目

セントラル・オレゴンを北上、コロンビア川沿いにポートランドへ


 ポートランドへ空港に戻るにはセントラル・オレゴンを南北に走る国道US97号線、途中から197号線を北上して、コロンビア川へ出る。ザ・ダレスからインターステイト84号線をWESTへ進む。西部開拓時代のオレゴン街道一の難所だった所が、今では往復4車線の快適なフリーウエイになっている。
 フッド・リバーはコロンビア・ゴージを東西にふく強い風を利用して最近内陸部で本格的ウインド・サーフィンの出来る競技場として注目されている。
 昼食か夕食は、途中のコロンビア・ゴージ・ホテルで食事が出来れば最高だ。ポートランド市内に泊まらないのなら、ここに一泊して真っ直ぐ空港にという方法もある。
 ショッピングにはポートランド空港の近くからインターステイト205号線のSOUTHに乗換え、20分ほど行ったCLACKAMASのショッピング・センターが便利。空港へはインターステイト84号線とインターステイト205号線のインターチェンジ付近でポートランド空港の案内標識ぞいに進めば良い。

 
フッド・リバーのウインド・サーフィン コロンビア・ゴージぞいのフリーウエイ


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