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<その16>

ハワイ諸島・コース

ハワイ諸島のオアフ島、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島の6日間コース



 太平洋の真ん中のリゾートの島、ハワイはレンタカー・ドライブのコースとして海外ドライブの初心者でも熟練者でも楽しめるところだ。

 4つの島の空港に到着後すぐ駐車場から車を出す感じで、気軽にレンタカーしながら順にハワイ諸島のオアフ島、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島の4つの島を訪ねることができる。

 このハワイ諸島は非常にダイナミックなドライブコースにもなる。一応6日間のコースにしてみたが、日程が許せば更にそれぞれ一日ずつ追加して10日間位のコースにすると良いだろう。



 ハワイ諸島4つの島の中でもオアフ島は、人が集まる島といわれる。19世紀、太平洋の真ん中の絶海の孤島だったハワイ諸島は、最初は捕鯨の基地として注目された。20世紀に入るとオアフ島のパールハーバーにアメリカ海軍の基地ができ、軍事基地として重要な位置をしめる様になった。またパイナップルやサトウキビの農業だけでなく産業振興策として観光産業に力を入れる様になったため大勢の人が集まる島になり、今日オアフ島は世界有数のリゾートとしての地位を築いたのだ。

 ハワイ諸島は一年中温暖な気候というだけでなく、いつでも安心して滞在できる観光地なので、完成された世界有数のリゾートといえる。このリゾートでただのんびりと滞在するのならあまり忙しく動き回らない方が良いかも知れないが、一度は諸島のうち4つの島を訪ねてみて、自分の一番気に入る島を見つけてみてはどうだろうか。

 ハワイ島はビッグアイランドと言われる文字どうりのハワイ諸島最大の島であり、マウイ島はハワイ諸島の中でも一番リゾートらしい島だ。そして最後のカウアイ島は庭園の島とも言われ、歴史的にも地質学的にも一番古い島で魅力のある島だ。この様にそれぞれの島はそれぞれの特徴があり魅力にあふれている。



コースガイド

 1日目

ホノルル空港からワイキキのホテル街へ。

 ホノルル空港に到着、レンタカーをして出発。

 但し、日本出発前に国際免許証の他に、必ず日本の免許証を持参しておかなければならないので注意が必要。レンタカーを借りるときに日本の免許証を提示する必要があるからだ。

 ホノルル空港からは、インターステイトH−1号線の高速道路でワイキキに行くことはできるが、空港を出たらニミッツ・ハイウエイ NIMITZ HWY をホノルル HONOLULU の方へ右折して進んだほうがわかりやすい。

 ホノルルのダウンタウンあたりで斜め右に分かれる州道92号線をワイキキ WAIKIKI の方へ進む。州道92号線は左にアラモアナ・ショッピング・センター、右側にアラモアナ・パークを見ながら進み、ホテル街には入り、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジを右側に見て、2つ目の信号で右車線で自然にワイキキのメイン・ストリート、カラカウア・アベニュ KALAKAUA AVE. に入る。

 オアフ島でお薦めしたいホテルやレストランなどは多数あるが、私の今行きたい所をいくつか紹介すると、ホテルは、やはりカハラ・ヒルトン KAHALA HILTON。レストランは、食事そのものはたいしたことないが思い出に残るのは、夕方の海に出て、ハワイアンを聞きながらのディナー・クルーズ。ショッピングは、カハラ・モール KAHALA MALL などだ。


 

ホノルル空港レンタカーで出発

 

カラカウア・アベニュ



 2日目

オアフ島一周。

 インターステイトH−1号線に乗って西 WEST の方向へ進む。

 インターステイトH−1号線に乗るには、カラカウア・アベニュ KALAKAUA AVE. をホテル街から西 WEST 向きに進み、アラワイ運河を渡ってすぐの、カピオラニ・ブルバード KAPIOLANI BLVD. を右折。立体交差しているインターステイトH−1号線の入り口に出られる。

 H−1のWESTへ乗って出発。パール・シティ PEARL CITY あたりで、インターステイトH−2号線に乗換え、北 NORTH へ進む。終点で州道80号線、99号線と進み。オアフ島の北の海、ノースショア NORTH SHORE へ出る。州道83号線へ右折するとサーフィンで世界的に有名な波のノースショアの海岸ぞいに進む事ができる。

 このあたりではサンセット・ビーチ SUNSET BEACH あたりが有名。カフク KAHUKU は、昔砂糖キビ工場があった所だ。ポリネシアン・カルチャー・センター POLYNESIAN CULTURAL CENTER はハワイ諸島やポリネシア諸島のテーマパーク。

 更に州道83号線を進み州道61号線になっているパリ・ハイウエイ PALI HWY を南 SOUTH へ。途中、強風で有名なヌアヌ・パリ展望台に寄れる。ブレタニア・ストリート BRETANIA STREET を東 EAST へ進み、カラカウア・アベニュ KALAKAUA AVE. を東 EAST でワイキキのホテル街へ。

 夕食はポリネシアン・カルチャー・センターでショーを見ながらとるのがいい思い出になる。パイナップル畑の真ん中のドールのパイナップル・ハウスのパイナップルもシーズンには是非試してほしい。


 

パイナップル畑

 

ポリネシアン・カルチャー・センター



コラム:免許証

 アメリカの道交法は、各州の州法で決められているので、運転免許の制度も州によって多少違う。特にハワイでレンタカーをする場合には国際免許証の他に必ず日本の免許証を持参しないとレンタカーを借りられないので注意を要する。最近は他の州でも同様になっているので要注意。

 そもそもアメリカでは州内の免許証でなくても他の州の免許証で運転できるという感覚が、そのまま日本に対しても「アウト・オブ・ステイツ」として通じる感がある。日本の免許証でも運転できてしまいそうな感覚なのだ。もちろん日本の運転免許証だけでは運転するのは無理かもしれないが、私は日本のJAFに代わるAAAに行って特別な証明書を発行して貰い運転したことがある。

 アメリカで運転するには、アメリカの免許証を取得する方法もある。確実な身元引き受け人がいるようなら、そこの住所を使わせて貰い運転試験場に行き、運転試験のハンド・ブック DRIVER'S PERMIT HAND BOOK を手に入れ、日本と多少の違いがあるだけのアメリカの道交法を一夜づけででも勉強して試験にのぞむ。試験問題は非常に易しいので、ある程度の英語力さえあれば筆記試験は合格出来るだろう。実地試験も日本で通常毎日運転している人なら、アメリカ式の運転をすればたいてい合格できる。受験料、免許証料などは日本にくらべて各段に安い。



 

アメリカでのレンタカーのカウンター

 

アメリカの免許試験


 3日目

ハワイ島。

 ホノルルの空港から早朝の便で、ハワイ島のヒロ空港 HILO AIRPORT に入る。コナ KONA のホテルに一泊し、翌日キアホール空港 KE-AHOLE AIRPORT でマウイ島へ飛ぶコースを設定した。ヒロ空港を出発すると[VOLCANO 29]と標識のある州道11号線に出る。

 左折し、10マイル先で州道130号線で更に左折しブラック・サンド・ビーチへ。火山の溶岩で出来た真っ黒な砂のある海岸に出た所で右折し、更に州道130号線で進むと自然にキラウエア火山のハワイ・ボルケーノ国立公園へでる。

 クレーター・リム・ロード CRATER RIM ROAD を一周して、国立公園の案内標識で火山見物。火山なので注意標識には常に注意が必要。

 この先あまりレストランが無いので昼食はボルケーノハウスでとる。州道11号線に戻り、西 WEST へ進む。アメリカ最南端 SOUTH POINT に寄りながら、国立歴史公園になっているプウホヌア・オ・ホナウナウ PUUHONUA O HONAUNAU NATIONAL HISTRICAL PARK へ。その後、州道11号線でコナ KONA のホテル街へ出る。

 ハワイ島の夕食は、豚の丸焼きのショーとパーティ料理のキング・カメハメハ・ルアウ KING KAMEHAMEHA LUAU が一番の思い出だ。ホテルはやはり昔ロックフェラーが建てたマウナケア・ビーチ・ホテル MAUNA KEA BEACH HOTEL がおもしろい。


 

キラウエア火山

 

プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園





 4日目

マウイ島。

 早朝ハワイ島コナのキアホール空港 KE-AHOLE AIRPORT からマウイ島へ飛ぶ。カフルイ空港 KAHULUI AIRPORT 到着。

 カフルイ空港の出口から州道380号線を進み、サトウキビ畑の真ん中で州道30号線へ左折してラハイナ LAHINA の方向へ。この州道30号線ぞいと、一本海岸に寄った左側フロント・ストリートに、主なマウイの見所がある。

 ラハイナにはモロキニ島あたりへ行くホエール・ワッチング WHALE WATCHING やスキューバ・ダイビングのボートが出る港がある。また、サトウキビ列車は州道30号線の右側にあり、駐車場に車を置いてサトウキビ列車に乗り往復してまた戻ってこられる。

 カアナパリ・リゾート KAANAPALI BEACH RESORT の先にカアナパリ飛行場があり、更に先にパピヨン・ヘリコプターのヘリポートもある。マウイ島の火山やモロキニ島の見物には、観光ヘリコプターが楽しい。この先カパルア KAPALUA あたりまでリゾートが続く。

 一度是非泊まってみたいのはラハイナの古いイン、パイオニア・イン PIONEER INN だ。快適に過ごしたければ、最近評判のリゾート・ホームを一軒まるごと借り切ってゆっくり滞在するリゾート・ビラを一度試して見たい。日本での予約はマウイ・バケーションTEL 06-346-3881。

 レストランでは、ラハイナのロンギス LONGHI'S が面白い。メニューが無いので、ウエイターも説明を良く聞いてオーダーをする。もし解らなければそっと日本語のメニューを見せて貰えば良い。


 

サトウキビ列車

 

モロキニ島



 5日目

カウアイ島。

 マウイ島のカフルイ空港へ戻り、カウアイ島のリフェ空港 LIHUE AIRPORT へ。

 空港前の州道56号線を右に行く。ワイルア川 WAILUA RIVER の手前を左折するとすぐ、しだの洞窟へ行く舟が出ている。そして州道56号線がこの川を渡る橋の先には映画「ブルー・ハワイ」の舞台として有名になったココパームス・ホテルがある。このホテルのラグーン・ダイニングルーム LAGOON DINING ROOM のトーチライト・セレモニーは必見。早めに予約を入れておく。

 更に州道56号線をを北上。ハナレイの左手前にヘリポートがあり、州道56号線の終点から更に先に行ったナパリ・コースト NA PALI COAST へ飛べる観光ヘリコプターのプリンスビル飛行場がある。ハワイの昔の海岸そのままが残るナパリ・コーストへは、州道56号線の終点のキー・ビーチ KEE BEACH からボートという方法もある。

 マウイ島のもう一つの見所は、リフェ空港の空港前の州道56号線を右へ行かずに反対に左へ行くと州道50号線になり、更に州道520号線に左折するとポイプ・ビーチ POIPU BEACH へ行かれる。途中のコロア KOLOA の町はハワイに一昔前の町を体験させてくれるし、ショッピングにも良い。ポイプ・ビーチから更に西へ進むと潮吹き岩 SPOUTING HORN がある。


 

ナパリ・コースト

 

ココパームス・ホテル



 6日目

レンタカーを返却し、日本へ帰国。

 日本へは、翌日早朝の便でホノルルの国際空港へ戻り、国際線で帰国

 

レンタカーを返す

 

ホノルル国際空港



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