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アトランタを起点としたコース

映画「風と共に去りぬ」の舞台を走る10日間コースガイド

 アメリカ南部は、北部に近代化された工場が出現する南北戦争以前は、コットン等の生産で巨万の富みを築いて来たことでも分かるように、アメリカの中でも最も豊かな地域といわれている。この南部の豊かな農村地帯を南北戦争や、『風と共に去りぬ』の面影を求めながらドライブする。比較的交通量も少なく全般的に平坦なコースである。(コースガイドへ


コースガイド

1日目

 到着初日は、空港から真っ直ぐ市内のホテル街まで行けるMARTAと呼ばれる新交通システムで、レンタカー無しで市内ホテル泊をお勧めする。

 市内のアトランタ・アンダーグラウンドやワールド・オブ・コカ・コーラ、「風と共に去りぬ」でお馴染みのピーチトリー・ストリート、そして見学ツアーもあるCNNテレビの本社などが見所。


□なぜレンタカーでのドライブを勧めるのか


 最近では日本の場合でも、到着した駅からは歩いたり、観光バスやタクシーに乗ったりというスタイルから列車とレンタカーがセットになっているレンタカー・ドライブの旅もかなり利用しやすくなってきている。

 アメリカの場合も全米の鉄道網や大陸横断バス路線などはあるにはあるが、一般のアメリカ人は、空の旅で目的地の近くの空港へ降り立ちそこからレンタカーすることになる。「郷にいれば、郷に従え」の諺通りにアメリカ人スタイルの旅、レンタカー・ドライブの旅を勧めたい。

2日目

 MARTAで空港へ戻りレンタカーをし、歴史協会、カーター大統領ライブラリー、マーチン・ルーサー・キング・センター、ちょっと足を延ばして南北戦争をテーマとした公園ストーン・マウンテンなどへゆったりとしたドライブを楽しむ。

 
アトランタ市街       地下鉄マルタの駅
 
ワールドオブコカコーラ     ストーンマウンテン

3日目

 インターステイト20号で、北軍のシャーマン将軍のクラスメイトが住む町だったため戦災を免れた町、プランテイション・ホーム全盛時代の建物が多く残るマディソンを通り、ゴルフ場の町として知られるオーガスタを抜け、国道78号に乗り換えてサウス・カロライナ州の港町、南北戦争の火蓋が切られたフォート・サムターが沖合にあるチャールストンへのコースを辿る。

 
チャールストン       チャールストン  

4日目

 チャールストン湾内のフォート・サムターを観光船で訪ねるか、州道61号でアッシュレー川ぞいに溯りマグノリア・ガーデンやミドルトン・プレイスのプランテーション・ホームを訪ねる。もし時間が許せば、国道17号を東に行き途中から州道41号でブーン・ホール・プランテーションも訪ねる。


□レンタカー予約

 到着便が決まったら出来るだけ早くレンタカー会社の日本の予約センターへ電話を入れる。ワンボックス・カーなど特殊な車を借りたい時は、日程だけ決まった段階で予約を入れておくとよい。

 空港で借りる時は、航空会社名、到着時刻、フライト・ナンバー、クレジット・カード・ナンバー、連絡先住所、借りる人の氏名などを知らせる。車種選びは、同行人数や荷物などによりレンタカー会社に相談して決める。25才以下や21才以下の場合は、借りられない場合があるので、早めに相談する必要がある。

5日目

 国道17号を西に進み、ジョージア州に入った直ぐの、当時から栄えたもう一つの港町サバンナへ移動。コットン貿易で栄えた面影を求めてサバンナ川のウォーター・フロントを訪ねる。

 
サバンナ          サバンナ港

6日目

 市内のヒストリック・ディストリクトを馬車に乗って訪ねる。看板の無いレストランとしても知られる「ミセス・ウイルクス・ボーディング・ハウス」で地元の名物料理、ブラウンズイック・シチューを賞味したり、ウォーター・フロントのリバー・ハウスやチャート・ハウスでの食事を楽しむのも良い。ローランドと呼ばれる郊外のプランテーション・ホームは現在でも人が住んでいる。

7日目

 インターステイト95号でブラウンズイック郊外のシー・アイランドへ。シー・アイランドは大西洋岸に連なる小島の一つ、セント・サイモンズ島にあるリゾートで、アメリカ南部を代表するリゾート地帯だ。途中の海岸にはひなびた海老漁の漁港があるが、島に入ると風景は一変する。


セントサイモンズ島
キング&プリムスビーチホテル

8日目

 南隣の島、ジェッキル・アイランドは、モルガン財閥のJ.P.モルガンを初めとするアメリカの大富豪が1930年代に広大な別荘を建てたアメリカ有数の冬の避寒地の高級リゾートだ。史跡として一般公開されている建物や30年代のインドア・テニスコートを訪ねたりアメリカ式の海のリゾート・ライフを思っきり楽しめる。またゴルフをやる人にとってはアメリカ有数のゴルフ・コースでもある。


ジェッキル・アイランド
1874年JPモルガンの常宿

9日目

 帰国前にアトランタでのショッピングを楽しみたい場合は、インターステイト・ハイウェイ95号でチャールストンへ戻り、16号に乗り換えてアトランタへ。ジョージア州の昔ながらの農村風景が残る国道341号から23号で、アトランタへ戻るコースも考えられる。

 
「風と共に去りぬ」オリジナル本

10日目

 帰国前のショッピングは、アメリカ有数の高級ショッピング・センター、レノックス・スクェアか、アトランタ・アンダーグランドあたりで。


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