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7年ぶりに日本の新造クルーズ客船誕生!
その名は「ぱしふぃっくびいなす」

優雅さと寛ぎを追求する国内最大級の客船



ぱしふぃっく びいなす

 日本クルーズ客船株式会社(本社:大阪市北区梅田2-5-25、電話06-347-7521)から新造客船・ぱしふぃっくびいなすが誕生した。総トン数26,518。全長183.4メートル。全幅25メートル。日本の客船としては、最大級の大きさを誇る期待のニューフェイスだ。

 4月12日出発のデビュークルーズ(東京→神戸→海口→ホーチミン→シンガポール→プーケット→マドラス→ペナン→バリ島→ブルネイ→香港→東京、39泊)に先がけ、関東では、4月9日横浜港、4月10日東京港に於て、新しい女神のお披露目会が船上で執り行なわれた。



プレス用発表会
日本クルーズ客船代表取締役社長、入谷泰生氏
ぱしふぃっく びいなす船長、津畑恒美氏

 ぱしふぃっくびいなすのクルーズコンセプトについて、同社の代表取締役社長、入谷泰生氏は「気品と優雅さの中に寛ぎを取り入れたクルーズを実現したい」と発表した。クルー全員が最高のおもてなしで迎える船内は、肩の凝らないカジュアルさと、心華やぐエレガントな雰囲気を併せ持つ。大自然に囲まれた洋上で心身共にリフレッシュできるクルーズを展開するという方針は、きっと多くの人々を日常の多忙な生活から開放し、素敵な乗り心地の船旅となるだろう。



プールとジャグジー
トップラウンジ「サテライト」

 「エコロジー&ヒューマニズム」をテーマ設計されたラウンジやバーなどのパブリックスペースは、スペーシャスで美しい仕上がりだ。特に、海の見せ方の上手さには流石と言わせるものがある。

 例えば、12階のトップラウンジ「サテライト」。ファンネルを取り巻く様に作られたこの部屋は「宙」をテーマにデザインされ、外観もまるで宇宙に浮かぶサテライトのよう。天まで手の届きそうな高所から見下ろす雄大な海の眺めは爽快そのもの。

 一方、「星」をモチーフにした眺望ラウンジ「グランシャリオ」は、11階の前方に位置し、前面のガラス張り窓からパノラマビューが広がる。

 7階のメインラウンジ「ル・パシフィーク」は、波模様のカーペットなど「海」をテーマにデザインされ、ゆったりとしたダンスフロアが洋上の夜を華やかに演出することだろう。



チルドレンルーム

 日本のクルーズ客船として初の「チルドレンルーム」(子供遊戯室)を設け、ファミリー客も、のびのびとクルーズを楽しめる思想を取り入れたことは、この船の懐の深さを表わしている。陽光の射し込む、明るい子供部屋には、積木や木馬等の遊具。お手洗いも子供の背丈に合わせた低い設計だ。これなら、パパもママも子供達もそれぞれに愉快な時間を持てそうだ。

 美容室には入りにくい男性客の心理も読み取り、日本の客船初の「理容室」も設けた。こんな気配りが随所に感じられるぱしふぃっくびいなすでは、自然と人間に優しいクルーズを体験できそうだ。






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