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メガシップ時代到来! 巨大客船の魅力とは?

〈その2〉

「近年・メガシップの先駆者ロイヤルカリビアンクルーズの
お洒落な客船」
レジェンドオブザシーズ・アラスカクルーズ Part1

レジェンドオブザシーズ

 自然の宝庫アラスカ。グレーシャーブルーに輝く氷河を目の当りにし、野生動物と出会い、ゴールドラッシュに湧いた開拓時代に思いを馳せる。アラスカクルーズの醍醐味はそんな自然味溢れるアドベンチャー気分が満喫できるところだろう。
 9月1日、ロイヤルカリビアンクルーズ社のレジェンドオブザシーズによるアラスカクルーズは、バンクーバーのバレンタインピアから始まった。
 振り返れば、最近の巨大客船ブームの火付け役となったのは、同じロイヤルカリビアンクルーズ社のソブリンオブザシーズと言えよう。それ以前の1970年代には、当時「世界一大きい」と言う名誉をかけ、クイーンエリザベス2とフランス(現・ノルウエー)による総トン数競争が繰り広げられたが、最終的にはフランスに軍配が上がった。以来、久しく下火になっていた大型競争に打って出たのが、新造客船ソブリンオブザシーズ(以下ソブリン)であった。

 1988年、カーター元アメリカ大統領夫人のロサリンさんによって命名され、「現存する世界一大きな客船」という華々しい肩書きと共に颯爽とデビューしたソブリンは、総トン数73、192トン。海に浮かぶ巨大ビルディングを思わせる豪快な船体。船内のセントラムと呼ばれる5層吹き抜けのアトリウムには、金色の階段、池、円筒型シースルーエレベーターを配し、その美しさは「洋上のタジマハール」と賞讃された。そして若々しい船にふさわしい若々しい客層。愉快で気さくな雰囲気。遊びきれないほど豊富な娯楽プログラムを揃え、「当社は、船会社と言うよりバケーションカンパニー」と表現する斬新なクルーズコンセプトで、名前通りの「海の君主」としてカリブ海に君臨したのである。 その後、同社はモナークオブザシーズ、マジェスティーオブザシーズ、レジェンドオブザシーズ、スプレンダーオブザシーズと7万総トンクラスの巨大客船をぞくぞくと就航させ、1996年12月にはグランデュアーオブザシーズがデビュー。そしてその後もメガシップの建造予定が目白押しである。

 一方、ソブリンの登場に刺激されたかのように、プリンセスクルーズやカーニバルクルーズ等々が次々にメガシップを誕生させた。このような動向が現在の巨船時代を形成しているわけだが、あらためてこの経緯を思うとロイヤルカリビアンクルーズ社は、メガシップの先駆者と言っても過言ではあるまい。
 同社のレジェンドオブザシーズ(以下レジェンド)は、総トン数70,000トン。乗客定員1808人。数あるメガシップの中でも、特に粋でお洒落な客船である。最高速力25ノット。7日間のアラスカクルーズでホバートグレーシャーまで行ける船脚の速さを誇る。2階建てレストラン「ロメオ&ジュリエット・ダイニングルーム」では、毎日フルコースメニュー用意される。加えて2層にまたがる大きなガラス窓からの眺望も、この船ならではのご馳走である。氷河を望みながらゆっくりと料理を口に運ぶ瞬間は、まさに至福の時であった。

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